フィンランドのらりくらり

フィンランドの風景や街並み、日常の一コマなどをつづるまったりブログ

ウーシカウプンキ Uusikaupunki

ウーシカウプンキは、フィンランドの南西部にある人口約15,000人の小さな町。uusiは「新しい」kaupunkiは「町」という意味です。メジャーな観光地ではないので、特に計画を立てずにぶらぶらと街を歩いているといろいろと面白いものに出会えました。

造船や商漁港として栄えた港があり、ウオーターフロントには素敵なカフェバーのテラスが立ち並びます。

のんびり穏やかな夕方

ヨットハーバーでアイスを買って一休み。めっちゃカラフルでフルーツの酸味がきいてて美味しかったです!

こういう風景はお散歩が楽しくなる!

街の中心のスクエア。イベントやフリーマーケットなどが行われる。

改造バイクに乗った若者が爆音をたてて走り抜けていく。日本の地元みたいで、なんか田舎はどこも同じだなぁと思った(笑)

新しい教会

小高いところにあるムゥッルュマエン公園

雰囲気のあるショップ

こういう看板ステキだなぁ
あちらこちらの家の前にカラフルな色に塗られた椅子が置いてある

ここにも椅子が。町興し的な取り組みか何かかなぁ...

蒸気機関車が走っていたり、博物館や音楽祭などのイベントもあるようです。私はウーシカウプンキという街は、のんびりするために過ごすのにぴったりの街だと思います。

ウーシカウプンキの詳しい情報はこちら↓

https://visituusikaupunki.fi/en

ルオスタリマキ手工芸博物館

30以上の様々な分野の作業場や手工芸と、職人の住居の歴史が展示してある野外博物館です 。ルオスタリンマキ手工芸博物館のあるこの地区は1827年の大火災の後、唯一残った場所なのだそうです。 かつてのルオスタリンマキは、富裕層の住む場所ではなく、大工から金細工職人まで、職人の集まる場所だったそうです。

スタッフの方々は皆、当時の衣装を着て、作業の仕方を説明してくれたりするので、その時代にタイムスリップしたかのような雰囲気が味わえます!

スタンドのお姉さんも素敵な衣装でコーヒーを入れてくれました

かご職人の家

やかんのようなものがいっぱい置いてある作業場

住居。天井が低く、ドアやベッドもかなり小さいのでちょっと驚きました

当時の喫茶店の様子

面白いことに、ここは「付け髭」屋さんです。当時はそんなのがあったんですね!

ここは靴職人の作業場

看板が可愛いので、ここは何屋さんの作業場かなって、見て歩くのが楽しい!

楽器職人の作業場

製本場

やかんの看板

消防車?(ポンプ車)です

野外なので、館内で静かに展示物を見るっていう感じではなくて、 当時の衣装を着て写真を撮ることができたり、当時の道具を使って当時のやり方で木に穴を開けたり、割と勝手に体験もできるものもあります。この敷地内がとてものどかで田舎に来たようななぜか懐かしい感じもしました。 本当に見る所がたくさんあって面白い博物館でした。

ルオスタリマキ手工芸博物館の詳しい情報はこちら↓

https://kissmyturku.com/kohdekortit/luostarinmaki

Turku トゥルクとトゥルク城

トゥルクは、ヘルシンキから西へ電車で2時間くらいで行けるフィンランド第三の都市。1200年から約600年の間、フィンランドの首都でもありました。トゥルクの街はアウル川が中央に流れています。アウル川の両端には素敵なカフェが立ち並び、カフェテラスはたくさんの人で賑わっていました。川沿いを散歩したり、ベンチに座ってゆったりと川を眺めたり、アウル川はトゥルクで人気の憩いの場のようです。

1300年に完成したトゥルク大聖堂は、トゥルクのランドマーク

アウル川。船がたくさんあり、無料の渡し船やクルーズ船もある。

川沿いのカフェはどこも素敵で選ぶの大変!

図書館の建物もいい感じ!

スクエアの角にあったカフェの建物も良い!なぜか私はトリンプは日本の企業だと思っていた(笑)

この日は日曜だったのでマーケットはお休みでした、残念。

模型のような可愛い踏切。ちゃんと動きます(笑)

牧歌的な小さい橋

トゥルクで一番の観光スポット、トゥルク城は、1280年スウェーデン統治時代に建てられた最古のお城です。 スウェーデン王族の居城や要塞や刑務所など多くの役割を果たすため何度も増築されました。 1900年代に戦争にまきこまれ廃虚になったところを修復したそうです。お城の中は歴史博物館になっています。素朴な外観は、見る角度によっては、お城には見えないかもしれませんね。

中庭もシンプル

下からの眺め

お城の外側

お城の中のカフェは落ちついた雰囲気。当時使われていた窯のようなものがあったりして面白いです。

サンドイッチなどの軽食やデザートもたくさんありました。

トゥルクとトゥルク城の詳しい情報はこちら↓

https://www.visitturku.fi/en

https://www.turku.fi/en/turkucastle

マリメッコアウトレット

マリメッコのアウトレットに行ってきました。アウトレットがマリメッコの本社にあるということなので、オフィスビルみたいな大きな建物でスタイリッシュなイメージを想像していたのですが、思ったよりも小さく、アットホームな印象を受けました。日本にあるアウトレットモールのような華々しい感じは全くなく、アウトレットへの入り口も普通の建物に普通のドアがあるだけ。

中に入ると一面マリメッコ。当たり前だけど、店舗の品数とは大違いで種類も豊富。値段もすべてディスカウントされているので興奮するし、こんなにたくさんある中でどれを選んでいいのか悩むし、結構長い時間費やすことになりました。幸いこの日は、あまり人がいなかったので、ゆっくり選ぶことができました。でも一回しか行ったことがないので込み具合は比較できませんが。

こんな感じで店舗のような商品のディスプレイではなく、ぎっしり置いてある感じ。

お目当てのポーチもワゴンセールのように置いてあるではないか!これを見たら興奮するのがわかるでしょう。

マリメッコは文房具などもあるんですね。こんなオシャレ文具をさらり使いたいものです。

ファブリックもあります。この布でマリメッコの商品を作るのねぇ、と興奮しながら見入る。いっぱい欲しかったけど、ミシンを持っていないのでたくさん買ってもなぁ...と思い、最小限にとどめて購入。

絶対ゲットしようと思っていた端切れを発見!量り売りなので、横に量りが置いてあり、いくらになるか計算できる。店員さんが説明してくれて、言われた通りに量ってみると、めっちゃ安くてビックリ!店員さんも「でしょう?」とドヤ顔で私を見ていた(笑) たくさん買い占めたい気持ちを抑え、あまりにも抑えるのが大変だったので、店内をもう一回りしてみて戻ったら、さっきは無かったウニッコの生地が追加されていた!もう私迷わないわ!すぐさま手に取り、ウニッコをゲットしました!私はゲットしたこのウニッコの端切れで、クッションカバー、トートバッグ、ポーチ大、小が作れました。もう一つ買った端切れでは、エコバッグが二つ作れました。それくらいの大きさの端切れです。端切れなので耳の部分があり、そこにMarimekkoという文字が入っている。せっかく文字が入っているんだから、これを見えるように作らないと!ここはこだわりたいところ!頑張ったぜ!

免税にもなるので、それも利用せねばってことで、免税適用金額になるように、ポーチ数個、布、端切れ等を時間をかけてじっくり吟味し購入。すっかり満足したところで、お腹もすいたので楽しみにしていたマリメッコの社員食堂 Maritori へ。アウトレットから社員食堂へいく途中に、アウトレットではないマリメッコの店舗があるのですが、こちらもすごく素敵!ついつい見とれてしまう、けど社員食堂が閉まってしまう前に行かねば。社員食堂の横に本社のエントランスがありました。こちらの入り口はちゃんとした会社の入り口らしくしていたので安心しました。でもやはりスタイリッシュというより北欧らしいほっこりした雰囲気で落ち着くスペース。

社員食堂は壁で仕切られてなく、エントランスと同じ空間にある

社食は16ユーロでビュッフェ式。私が行ったときは遅かったの、チーズなど、もう少なめになっていたプレートもあったけど、サラダや主菜のビーフ、チキン、サーモン、パスタ、パンなど種類も豊富。パンに塗るバターも何種類かありました。デザートはイチゴのスムージーでした。マリメッコに日本語の表示が一切なかったのに、なぜかお湯のポットの前にだけ「お湯」と手書きでありました。なぜ?

トレイも食器もペーパーナプキンもすべてマリメッコ。社食なのに、おしゃれで優雅な良い気分でランチができて、マリメッコの社員の方が羨ましい!ますますマリメッコが好きになりました。是非また行きたいです!

マリメッコアウトレットの詳しい情報はこちら↓

https://www.myhelsinki.fi/en/see-and-do/shopping/marimekko-outlet-herttoniemi

ヘルシンキ中央図書館 オーディOodi

オーディ図書館は2018年にできたばかりの新しい図書館です。細長い船のような形をした近代的なデザインのこの図書館は、両壁面がガラスになっていたり、エスカレーターがあったり、床が斜めになっていたり、ユニークなつくりなっています。 市民の意見を取り入れて作られたようで、本のエリアは1/3ほどで、それ以外はカフェ、レストラン、映画館、視聴覚レコーディングスタジオ、ワークスペース、会議室、広いテラススペースなどがあり、総合施設のような場所です。コミュニティーセンターでもあり、憩いの場でもある、本を借りる用事がなくても、ここに来ればくつろげる、そんな感じの図書館です。

入口を入った右手はこんな感じ

上の階に上がると建物の両端がこの様に斜めになっています。斜面はかなり角度があるけど、椅子が設置されている。

端は三角に尖っています

壁は天井までガラス張り。この辺の席は人気が高そう!ガラスの外側は広いテラスになっています。

外側のテラスの部分。この日は曇りだったけど晴れてたら最高だろうなぁ

もう片方側の端もこの様に床が斜めになっている。こちら側はキッズエリアのようです。

キッズエリアの斜めに上がる手前はベビーカーの駐車場になっています。

斜面を利用した閲覧場所。丸いクッションがあって家でくつろいでるように本が読めます

ガラス張りの視聴室では子供たちがゲームに夢中

フィンランドは螺旋階段が多い気がする

地下にあるトイレ。なんか理科室のような洗面台でした。そしてここは男女兼用トイレです。ちょっと驚いたけど、手を洗うところが男女一緒でも別に問題ないか、と感じました。

フィンランドの図書館は、録音スタジオがあったり、ミシンを借りて縫物ができたり、工具をかりてDIYができたりするところが多いですが、ここでは更に、壁紙サイズが印刷できる特大プリンターや3Dプリンター、レーザーカッターなど最新機器を利用することができます。この最新図書館は観光の一つとして訪れてもいいところだと思います。

ヘルシンキ中央図書館 オーディ の詳しい情報はこちら↓

https://www.oodihelsinki.fi/en/

カッリオ図書館 Kallio Library

カッリオ図書館はヘルシンキの都心から1キロほど北に位置する、ハカ二エミ市場やカッリオ教会、遊園地などがある地区にあります。1912年に建てられたそうで、100年以上も前の建物が今でも図書館として利用できるなんてありがたいことです。当時のデザインや年月を経た雰囲気が味わえるとても素敵な場所です!

入口を入っての階段は明るい雰囲気。

階段の裏側?もアンティーク感のあるいい雰囲気です。

犬も大歓迎!

アーチ型の高い天井。お城か宮殿みたい。

ドーム型の吹き抜けの周りには、ぐるりと囲むように誰でも利用できる机が設置されています。こんなところで読書など作業ができるのは羨ましい。

見て!この高い天井!

上の階にはCDなどのオーディオ関連のものがたくさんありました。日本のCDもありました。

解放感があってとても明るいオーオエリア!!

階段から下を眺めたところ

カッリオ地区は、カジュアルなカフェやバー、セカンドショップなどが多くあり、休日には公園でフリーマーケットが開催されていたりして、ヘルシンキの都心とはまた少し違った楽しみがあって面白いところです!

私が勝手に思っているヘルシンキの歴史ある三大図書館。 リクハルディンカツ図書館 、カッリオ図書館、国立図書館。 リクハルディンカツ図書館 とカッリオ図書館は制したので、次は国立図書館。いつかは絶対行かなければ...。

リクハルディンカツ図書館 Rikhardinkatu Library

リクハルディンカツ図書館は、建築家Theodor Höijerによる設計で、1882年に建てられた北欧初の公立図書館です。図書館の中央には美しい白い螺旋階段があり、その真上は大きな天窓があって、とても明るく開放的です。こんな歴史的な建物が今でも普通に図書館として使われているなんて感動です!入館料払ってもいいくらい(笑) ちなみに無料のウォーターサーバーがあり、トイレも無料です。地方の図書館に行ったときトイレが有料でビックリしたことがありました。両替機もないし、その金額ピッタリのコインがなければ入れませんでした。たまにそういう事があるので気を付けなければなりませんが、ここではその心配はありません。

入口の扉を開けてすぐ前の階段。もうノスタルジックな世界に入り込めます!

まるで昔にタイムスリップしたような、時間がゆっくり流れてる感じがします。この廊下の右手に、これまた良い感じのアンティークな引き出しがあるのですが、この引き出しの中には、本、カード、ゲームなどが入っていて、好きな物を持ち帰ることができます。そして自分も使わなくなった物を入れることができます。素敵なアイデアですよね!引き出し開けるのが楽しくなります!

本棚をぐるりと囲んだ中央にテーブルがあります

この窓辺の椅子は目隠しのようなデザインになっていて落ち着いて本が読めそう

螺旋階段の下からの眺め。天窓により、こんなに明るい。

この温かみのある雰囲気。新しい建物ではこの雰囲気は出せないだろうな....。気持ちよく読書できそう。心地よすぎて居眠りしちゃいそうだな(笑)

本だけでなく芸術作品もおいてあります。2000年以降アーティストの作品がおよそ400個あるそうです。

リクハルディンカツ図書館の詳しい情報はこちら↓

https://www.helmet.fi/fi-FI/Kirjastot_ja_palvelut/Rikhardinkadun_kirjasto