フィンランドのらりくらり

フィンランドの風景や街並み、日常の一コマなどをつづるまったりブログ

歯医者

歯の治療が急遽必要になったので歯医者に行くことになったのだけど、通常歯医者の予約を取るとなると一、二か月後とかになるらしい。それでは困るので、どうなるか心配だったけど、無事緊急用の予約が取れて、朝電話して、当日の午後一時の予約が取れたので、まずは良かった。第一関門突破。

さて次なるは治療だ。上手く説明できるか、相手の言ってることがちゃんと理解できるか、普段使わない医療用語が出てくるかも、など不安で緊張する。予約の電話で症状を聞かれ、案内されたところは総合病院内の歯科。公立の歯医者さんなので、総合案内に予約の電話を入れ、指定された歯医者さんに行くことになります。私立の歯医者さんなら、直接歯医者さんに予約します。日本だとこれが一般的ですよね。

病院に到着したら、受付とかには行かず、機械にKELAカード(健康保険証みたいなもの)を入れてバーコード読み込ませる。順番の番号の紙が出てくるので、受け取って番号が表示されるまで待合室で待つ。待合室にはロッカーがあり、コートなどを入れておけるので便利だ。予約の時間を二十分過ぎた頃、ようやく私の番号が電子掲示板に表示された。表示された診察室に入る。担当の歯医者さんは若い男性のようだ。英語かフィンランド語かどっちがいいか聞かれたので、もちろん英語でと答える。この質問色んな場所でされる。

症状を簡単に説明し、診察台に座ると紙コップでうがい液を歯科助手さんから渡され、一分間これで口内をきれいにするように言われる。うがいした水は、この紙コップに戻すようにと。そしてその紙コップをそのままゴミ箱に捨てるように言われる。紙コップを渡されてから私しかさわらないシステムで衛生的です。なぜなら日本のようなうがい用のシンクがないんです。

診察台に横になると紙ナプキンを首元に置かれ、サングラスをかけられて準備完了。目を保護する為だろうけど、歯医者さんからしてもいいのかも。だって治療中に患者からジロジロ見られたら、なんか集中しずらそう(笑)

診察室内はラジオが流れていてリラックスムードなのだが、私は一人まだガチガチに緊張している。まず、レントゲンを撮るためにオモチャのようなカラフルなプラスチックの装置を口に入れ、噛んで動かないように指示される。結果が出るまで二分かかると言われ、また少し症状を聞かれ、レントゲンの結果もすべて状態が良かったので、今日だけで治療は完了すると言われ、安心する。治療自体は簡単なもので、日本と同じ手順でスムーズに進んでいく。難なく治療が完了し、終わりましたよと言われ、ホッとし、お礼を言って診察室を出る。そういわれたら、鏡を見て確認したり、最後に口すすいだりは無かったな。始めはきれいにするけど、最後は何もしないのは、日本と逆だなと思った。でも、うがいしなくても不快感も違和感もない。なんとなく治療に使われている医療品は日本より進んでいるイメージがある。歯医者さんの腕もいい様な気がした。

診察室を出た後は、清算窓口に寄らず、すぐ帰ることが出来る。そもそも清算窓口なるものがあるのかどうかもわからないけど。なぜなら後日請求書が郵送され、指定口座に振り込むからだ。なんて効率的!

そして月末に請求書が送付された。公立だったからか、思ったよりも非常に安く済んで安心しました。今回は簡単な治療だったから、この程度で済んだけど、もっと複雑だったらと思うと...小心者の私には耐えられない。やっぱり健康が一番かけがえないから、普段の日常生活に気を付けようと思いました。でも、気付いたらだらけていたって事になるだろうから、時々この時の事を思い出すようにしようって思いました。

診察室内のシーンはありませんが、歯医者さんの様子が少し見られる動画です。

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