世界遺産クヴァルケン群島 The Kvarken Archipelago
クヴァルケン群島はフィンランドにある唯一の自然世界遺産です。クヴァルケンは、ボスニア湾に広がる、フィンランドとスウェーデンに挟まれた80㎞にわたる海峡です。スウェーデン語名クヴァルケンは “海の喉”を意味します。数万年前の氷河期時代にフィンランドやスウェーデンは数キロにも及ぶ巨大な氷の塊に覆われ、その重さによって 800mも陸地が沈んでいました。 氷河期が終わり、氷がすべて溶け、陸地を押し込む重さがなくなったため、陸地が再び浮かび上がりました。アイソスタシー(地殻の均衡)という現象で、それが今も続いています。フィンランドでは年間約1センチほど陸地が上がり続けているという地質学的にとても珍しい地域です。隆起する現象が、地球上で最も顕著に現れているそうです。
世界遺産だけあってここは人が多くいました。
さて次は、クヴァルケン群島から約70kmほど北上したところのヤコブスタードという街にやってきました。人口約2万人のこじんまりとした都市です。ちょうどこの日は夏のお祭りが開催されていました。
街のあちこちで人が集まって歌ったり、飲んだり、子供たちは劇を見たり、お祭りを楽しんでいました。街の中心地の広場ではちょうどお祭りが終了したらしく、人々が解散してるところだったので、見れなくて残念。でもマイナー好きの私は、古い木造の建物が多く、ただ街をふらふら歩いてるだけでも楽しく、お祭りの雰囲気も感じられ、ウキウキした散歩となりました。
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https://www.maailmanperinto.fi/en/kvarken-archipelago/
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