フィンランドのらりくらり

フィンランドの風景や街並み、日常の一コマなどをつづるまったりブログ

Ruins of St. Mary's ChurchとThe Museum of Old Vaasa

聖マリア教会の廃墟は、フィンランド西部の都市ヴァーサ(Vaasa)のRuin's Park内にあります。この教会は1480年から1550年の間に建てられ、その後、ヴァーサ市が1606年に設立、人口増加に伴い1749年から1753年に十字架の形の教会に改築されました。 ヴァーサは1852年の大火事で街の大部分が燃え尽くされてしまったそうです。 そしてその後、約7km北西の海岸寄りに建設されたのが現在のヴァーサ市街です。聖マリア教会の廃墟は1910年代から何度か修復されているそうで、とても良い状態で残されています。

通りから見たところ

内部からみたところ

中世を思わせる窓

1675年に完成したこの鐘楼の石の土台の部分は、火事を逃れました。

フィンランドでは、至る所で様々な史跡が(入館料を払わずに)このように気軽に見ることができます。ラッキー!

Ruin's Park内を散歩していると、ハリネズミに遭遇!野生のハリネズミを見たのは初めて!ハリネズミがこんなところで暮らしてるなんてビックリ!!

木の根元で動かずにじっとしていました

でも目線はこっちを見ている。ごめん、邪魔しちゃったね。

手作りの巣箱も発見!可愛い!

Ruin's Parkのすぐ近くにある The Museum of Old Vaasa では、1852年の火事になる以前のヴァーサの歴史について学ぶことができます。この石造りの博物館(Wasastjerna House)は、1780年に建てられ、火事を免れた唯一の個人所有の建物なのだそうです。館内は、ブルジョアの18, 19世紀スタイルの家具で装飾されており、ヴァーサの火を生き延びた道具や装飾品が展示されています。 1階は、ロシア統治時代の調度品や19世紀の船主のオフィスなどが展示されています。2階にはスウェーデン統治時代のグスタフ風のアイテムが展示されており、 客室は18世紀のスタイルで装飾されています。

通りに面している側から見る博物館

当時の街並みでしょうか。さらりと飾られているのも凄く格好いい!

ロシア統治時代の調度品

コンパスかな

2階はスウェーデン統治時代のグスタフ風の装飾です

船商のオフィスには、はかりの重りやそろばんなどが展示してあります

豪華な衣装。このデザインもグスタフスタイルなのかな。

歴史を感じるトランクや旅行かばん。

通りの反対側が入館入口

中庭には当時の倉庫などもあり、中を見学できるものもあります。

素敵な中庭には、竹馬やギャロップが置いてあり、自由に使えるようになっていました。せっかくなので竹馬に挑戦。日本の竹馬のように乗ってみたけど上手くいかず、それを見かねたスタッフの方が乗り方を実践して見せてくれました。どうやら竹馬の棒を腕に絡ませて脇に抱え込み、脇と腕で棒を固定させる感じで乗るようです。言われた通りフィンランドスタイルで乗ってみたところ、上手く乗って歩くことができました!日本の竹馬は、棒を体から離して少し前傾させて乗るので、乗り方が全然違いますよね。そりゃ誰でも見かねるよね(笑) ギャロップも初めてやってみたけど、こんなに低いのに何本も棒を外してしまった!意外と難しいんですね。 ふらりと入った博物館が楽しくて、こんなに長居するとは思わなかったです。のらくら歩いてるとこういう楽しみがあるんですよね!そしてこの博物館、こんなに充実しているのに入館は無料なんですよ!行ってみたくなるでしょう?

Ruins of St. Mary's Churchの詳しい情報はこちら↓

https://www.vaasa.fi/en/see-and-experience/old-vaasa/

The Museum of Old Vaasaの詳しい情報はこちら↓

https://vaasacitymuseums.fi/the-museum-of-old-vaasa/the-museum-of-old-vaasa/the-museum-of-old-vaasa/