イッタラ&アラビアデザインセンター
イッタラ&アラビアデザインセンターは、ヘルシンキ中央駅からトラムやバスで約20分ほどにある、アラビアの工場だった建物を利用した複合施設です。以前はアウトレット店で、工場見学などができたようです。現在は店舗価格ですが、アウトレットやセールの品もあります。店舗が大きく品揃えも豊富(1番多いかも)で、私が行ったときは、日本人の店員さんがいたので買い物しやすいと思いました。免税にもなるので要チェック!他にも、フィンレイソンとPENTIKはアウトレットで、雑貨、文具店、カフェ、図書館、学校などが入っています。そして最上階の9階にはアラビアのミュージアム(入館無料)があります。現在、イッタラ、アラビア、フィンレイソンは、オレンジ色のハサミで有名なフィスカルスによって資本統合されてりFiskars Groupとしてこの複合施設があります。
さて、お楽しみのランチタイムです!アラビアセンター内にあるレストランは、フィスカルスの社員食堂や学生の学食として利用されているためランチの時間しか開いていませんが、社員だけでなくても誰でも食事することができます。私が行ったときは12ユーロでした。ビュッフェ形式で色々選べます。
ランチタイムを逃してしまっても、隣のカフェは空いているのでご安心を。
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タンペレ Tampere
タンペレは、ヘルシンキから約160km南にあるフィンランド第二の都市です。タンペレの見どころは、マリメッコと同様に有名なフィンレイソンの工場跡。 当時は、工場の敷地内に学校、病院、警察署などがあったそうです。現在は複合施設となりショッピングセンター、アウトレット、映画館、博物館、クリニック、オフィスなどが入っています。 また、ムーミン博物館も有名で、世界に一つしかないそうです。ちょっと意外ですね!あと、旧水力発電はぜひ見てほしい場所です。タンペレに来たら、旧水力発電所のある川辺を歩いて散策するのもオススメです。
フィンレイソン複合施設の詳しい情報はこちら↓
https://www.finlaysoninalue.fi/en/
そして、面白かったのが、フィンレイソン複合施設の一角にあるスパイ博物館。スパイが実際に使っていた秘密道具、歴史的なスパイの巧妙な手法など、こじんまりとした博物館内に所狭しと展示してあります。スパイと聞くと、映画などではミステリアスで格好いいイメージで描かれているけど、女スパイが、いざという時に服毒するため常にしていたという毒が隠してる指輪など見ると、やはりスパイは命がけの仕事なのがひしひしと感じます。また、世界中の手錠なども展示されていて、各国の手錠のデザインの違いなど見るのも興味深かったです。実際にスパイグッズを使えるコーナーもいくつかあるので貴重な体験ができます。 ちなみに、受付では日本語のガイドブックを貸してもらえます。日本語のガイドブックがあるなんてフィンランドではとても珍しいことなんです! これも貴重な体験(笑)
スパイ博物館の詳しい情報はこちら↓
https://www.vakoilumuseo.fi/spy-museum/
タッリピハ(Tallipiha Stable Yards)は、フィンレイソン教会の近くにある小さな庭園です。フィンレイソンの経営者一族所有の馬小屋だったものが現在はクラフトショップやチョコレートショップ、カフェなどになっています。イベントステージや小さなメリーゴーランドがあったり、鞍をつけたポニーもいるので家族でのんびりするのにも良さそうな場所です。
タッリピハ(Tallipiha Stable Yards) の詳しい情報はこちら↓
タンペレの名物は、ブラックソーセージ 「ムスタマッカラ(mustamakkara)」です。中身は、豚のひき肉、豚の血液や麦などが混ぜて詰められています。甘酸っぱいベリーのソースと食べるのが一般的なようです。味は、麦が入っているせいか、少しボソボソした感じで一般的なソーセージとはかなり違います。ベリーのソースをいっぱいつけるとまあまあ食べれるって感じでした(笑) Tapolan というブランドが有名でスーパーなどでも買えます。私はTapolanの屋台で食べました。興味のある方は是非ご賞味あれ!
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世界遺産クヴァルケン群島 The Kvarken Archipelago
クヴァルケン群島はフィンランドにある唯一の自然世界遺産です。クヴァルケンは、ボスニア湾に広がる、フィンランドとスウェーデンに挟まれた80㎞にわたる海峡です。スウェーデン語名クヴァルケンは “海の喉”を意味します。数万年前の氷河期時代にフィンランドやスウェーデンは数キロにも及ぶ巨大な氷の塊に覆われ、その重さによって 800mも陸地が沈んでいました。 氷河期が終わり、氷がすべて溶け、陸地を押し込む重さがなくなったため、陸地が再び浮かび上がりました。アイソスタシー(地殻の均衡)という現象で、それが今も続いています。フィンランドでは年間約1センチほど陸地が上がり続けているという地質学的にとても珍しい地域です。隆起する現象が、地球上で最も顕著に現れているそうです。
世界遺産だけあってここは人が多くいました。
さて次は、クヴァルケン群島から約70kmほど北上したところのヤコブスタードという街にやってきました。人口約2万人のこじんまりとした都市です。ちょうどこの日は夏のお祭りが開催されていました。
街のあちこちで人が集まって歌ったり、飲んだり、子供たちは劇を見たり、お祭りを楽しんでいました。街の中心地の広場ではちょうどお祭りが終了したらしく、人々が解散してるところだったので、見れなくて残念。でもマイナー好きの私は、古い木造の建物が多く、ただ街をふらふら歩いてるだけでも楽しく、お祭りの雰囲気も感じられ、ウキウキした散歩となりました。
世界遺産クヴァルケン群島の詳しい情報はこちら↓
https://www.maailmanperinto.fi/en/kvarken-archipelago/
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カスキネン Kaskinen Old Fishing Harbour
カスキネンは、ボスニア湾に面した人口わずか1,300人弱の小さな町。面積も約10km2ほどです。1785年にクスタフ3世がカスキネンの島の町を設立しました。 オールドフィッシングハーバーには、古い木造家屋、納屋、スモーキー、釣り博物館などがあります。 外洋の美しい自然環境が穏やかな雰囲気を作り出しています。
人も少なく静かで穏やかな所です。なぜかフィンランドの田舎は日本の田舎を思わせるんですよね。何が似ているかはわからないんだけど。だからかな、なんだか落ち着くんだよね。でも、こんなところにもレミーのポスターが貼ってあるなんて、さすがメタルが盛んなフィンランドです!カッコイイ!
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サマーコテージ Mökki
フィンランド人はホリデーシーズンになるとこぞって田舎に向かい、サマーコテージでまったりと過ごします。 冬の長いフィンランドでは一年で1番の楽しみ、欠かせない行事です。サマーコテージは、たいてい水辺や丘原のそばにあり、2人用のこじんまりしたものから、10人用の大きなものまでさまざまなタイプのものがあります。コテージに水道が完備されてなかったり、トイレが外にあったり(水洗ではない)、サウナがあるのにシャワーがなかったりなど、設備も様々。 コテージでは、 スケジュールを立てることなく、家族や友達と自然の中でただ過ごすのがメインです。何をするかではなく、自然の中で大切な人と過ごす素晴らしい時間を持つことが重要なようです。
フィンランドで、サウナのないコテージを探すのは大変かもしれません。それほどサウナは、フィンランドでは重要です。サウナで汗を流し、桟橋に腰掛けるもよし、湖にダイブしてクールダウンするもよし、まさに自然を体感できる瞬間です。
近くにコンビニなどないので、みんな食料を買い込んで自炊をします。 BBQも楽しみの一つ。 というより必須です(笑)
明るい夏の夜空の下で涼むのは、心も体も澄んだ気分になれる。
白夜の時期をコテージで過ごすのは、とても神秘的です。フィンランド人がこんなにも自然の中で過ごすことを大切にするのは、夏が短く、そして本当に夏の自然が美しいんです。これを味わわずにあくせくしたスケジュールを立てるのはもったいない事だと、フィンランドに住んでそう思うようになりました。フィンランドでは是非コテージライフを体験してほしいと思います。 ちなみに私はコテージを探すのにAirbnbを利用しました。コテージの設備が詳しく明記してあるので旅支度が楽です。例えば、ドライヤーがあるとわかれば持って行かずに済むので便利でした。フィンランドでコテージを検索すると沢山出てくるので見てるだけでも楽しいです。旅行の予定がなくても、たまに見て旅行気分を楽しんでいます。インテリアも素敵なものがいっぱいあって参考になりますよ。
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ラウマ旧市街 (Vanha Rauma)
ラウマは、 ヘルシンキから北西へ200キロ、 フィンランド西南岸に位置する人口わずか4万人の小さな町です 。 フィンランドで3番目に古く(1位Turku, 2位Porvoo)その起源は1442年。その中のラウマ旧市街は、ノルディックスタイルの色とりどり家が立ち並ぶ北欧最大の木造建築の街です。ユネスコ世界遺産にも登録されています。旧市街地は約0.3㎢の中に、600軒ほどの建造物があり、そのほとんどは私有物で、約800人が暮らしています。ラウマ旧市街を歩くと、 装飾された門、石畳の道、まるで絵本の中に足を踏み入れたような気分です。 中心部には人気のマーケット広場があり 、たくさんのお店やカフェ、レストランが軒を連ねています。ユニークなインテリアデザインショップや工芸品の専門店、古風で趣のある素敵なショップも多いので、お気に入りのお土産がみつかりそうです。
どこを歩いても素敵な所ばかりなので、きっとお気に入りのショップがみつかると思いますよ。
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Ruins of St. Mary's ChurchとThe Museum of Old Vaasa
聖マリア教会の廃墟は、フィンランド西部の都市ヴァーサ(Vaasa)のRuin's Park内にあります。この教会は1480年から1550年の間に建てられ、その後、ヴァーサ市が1606年に設立、人口増加に伴い1749年から1753年に十字架の形の教会に改築されました。 ヴァーサは1852年の大火事で街の大部分が燃え尽くされてしまったそうです。 そしてその後、約7km北西の海岸寄りに建設されたのが現在のヴァーサ市街です。聖マリア教会の廃墟は1910年代から何度か修復されているそうで、とても良い状態で残されています。
フィンランドでは、至る所で様々な史跡が(入館料を払わずに)このように気軽に見ることができます。ラッキー!
Ruin's Park内を散歩していると、ハリネズミに遭遇!野生のハリネズミを見たのは初めて!ハリネズミがこんなところで暮らしてるなんてビックリ!!
Ruin's Parkのすぐ近くにある The Museum of Old Vaasa では、1852年の火事になる以前のヴァーサの歴史について学ぶことができます。この石造りの博物館(Wasastjerna House)は、1780年に建てられ、火事を免れた唯一の個人所有の建物なのだそうです。館内は、ブルジョアの18, 19世紀スタイルの家具で装飾されており、ヴァーサの火を生き延びた道具や装飾品が展示されています。 1階は、ロシア統治時代の調度品や19世紀の船主のオフィスなどが展示されています。2階にはスウェーデン統治時代のグスタフ風のアイテムが展示されており、 客室は18世紀のスタイルで装飾されています。
素敵な中庭には、竹馬やギャロップが置いてあり、自由に使えるようになっていました。せっかくなので竹馬に挑戦。日本の竹馬のように乗ってみたけど上手くいかず、それを見かねたスタッフの方が乗り方を実践して見せてくれました。どうやら竹馬の棒を腕に絡ませて脇に抱え込み、脇と腕で棒を固定させる感じで乗るようです。言われた通りフィンランドスタイルで乗ってみたところ、上手く乗って歩くことができました!日本の竹馬は、棒を体から離して少し前傾させて乗るので、乗り方が全然違いますよね。そりゃ誰でも見かねるよね(笑) ギャロップも初めてやってみたけど、こんなに低いのに何本も棒を外してしまった!意外と難しいんですね。 ふらりと入った博物館が楽しくて、こんなに長居するとは思わなかったです。のらくら歩いてるとこういう楽しみがあるんですよね!そしてこの博物館、こんなに充実しているのに入館は無料なんですよ!行ってみたくなるでしょう?
Ruins of St. Mary's Churchの詳しい情報はこちら↓
https://www.vaasa.fi/en/see-and-experience/old-vaasa/
The Museum of Old Vaasaの詳しい情報はこちら↓
https://vaasacitymuseums.fi/the-museum-of-old-vaasa/the-museum-of-old-vaasa/the-museum-of-old-vaasa/